週に18時間以上の透析療法を長時間透析と定義

患者さんの予後のためには長時間透析がいいということを知り、迷いなくその方法を取り入れた医師は数えるほどだったようです。 なぜなら報酬診療の壁です。長時間透析が患者さんのQOLを上げていることは明らかです。 にもかかわらず、2008年までは4時間以上の透析も4時間未満と同じ技術料で算定されていました。 大きく変わったのは2008年4月のこと。
3つの時間区分で人工腎臓技術料が設定されました。
医療は聖職と言われています。そうはいっても医療機関で働く人は生活者です。技術を提供した見返りとしての 報酬が必要です。

管理人の母親がお世話になる透析クリニックでは、夜間透析を導入しております。 まだ少数ですが、ほとんどの透析者が血圧が安定したとか眠りやすくなったとか、食事の心配がなくなったとか メリットを話してくれます。お勤めをしている人ばかりではなく、主婦もいらっしゃいます。 これは、夜間透析と混同されやすいのですが、夜の7時くらいから透析室に入り翌朝、5時くらいまで夜通し透析治療を 受けます。ですので、患者さんは翌朝、透析室を出て行かれます。つまり透析室で睡眠を取り翌日、職場に向かうという 生活スタイルになります。 ただ、日中のように医師の回診はないとのことで不安や不満はあるようです。

長時間透析研究会の会長さんは、医療法人かもめクリニック理事長さん

管理人が長時間透析を意識し始めたのが、この かもめさんでした。 そのとき、限定自由食というのは、いったいどんな食事なんだろうと気になりました。 当時の管理栄養士さんはご存じなかったです。クリニック側では、患者さんは拘束されるのをイヤがるので無理。っぽいことを 言われました。長時間透析が透析者のためになるということを、まっすぐに伝えるのでは理解が得られないと いうことなら、患者さん教育がいるのかも?と思った次第です。 透析時間を延長することは、今でも皆さん、抵抗されます。 たぶん、よくわかっていらっしゃらないので、イヤがられるんでしょう。 患者さん同士の会話でよく聞くのが、こちら。
今日は1時間残業だった(透析時間の延長)やりたいことも出来ない!(怒)
ほんとにね。早く帰りたいのに・・・(同情)
確かに時間拘束は、お辛いでしょう。しかし時間延長にも理由があったかと思うのです。 腎臓は耐えることなく働いています。この機能が落ちてしまったのが、透析者です。 できるだけ自然に近い形で人工腎臓を動かそうとすると、時間をかけるのが一番ということになります。

限定自由食とは、どんな内容なのでしょう

カリウム制限食です。塩分やリンは、長時間透析で除去されるので、カリウムだけ気をつければ大丈夫ということです。 つまり、この限定自由食を食べることができる透析者は長時間透析をされているということが条件になります。 自分だけ家族と別誂えの食事を用意してもらうことや、自分で調理する手間を省けます。 外食も、生野菜や果物を意識して残せば、みんなと楽しめます。 食べることが大好きという人には、嬉しい限定自由食なのです。

時間拘束を透析者が払拭できるほどの長時間透析のメリット

多くの透析医療者は、週3回×4時間の透析治療をエビデンスはないと考えているようです。
透析終了後に、しんどい しんどいを連発する患者さんをたくさん見て来ました。 こういう方々には、透析治療は辛いだけのものという思いだけが積もります。 職場に戻るのも困難かもしれません。自暴自棄になるかもしれません。 透析時間が不足していて、合併症が発症していたり、不快感があったりであるなら、時間を延長することで 解消できます。
薬が減るでしょう。鉄やエポなども使わなくてよくなるかもしれません。血圧も安定するかもしれません。 医療費削減につながりませんか?
この効果で、透析者の社会参加が実現できると、これだけでも嬉しいとは思いませんか。
が、誰も彼も長時間透析やオーバーナイト透析をしてよいわけではありません。

一にも二にも相談できる医療者を捜しましょう。

信頼できる人が、かかりつけ医なら何より心強いでしょう。透析室に常勤しているお医者様がいればベストでしょう。 頼れる医師がいない場合でも、必ず信頼できる透析スタッフはいます。 でも、これは実際に透析導入をし、その病院と関わりを持たないと見えてこない現実です。 わたしたちも、紆余曲折あり、今は落ち着いています。
いい夢を見させてもらったという想いがあります。失望もしましたが、良き出会いもあるので帳尻はあってると思います。 と、ここで自分の納得した結論で締めては、せっかく読んでくださった、あなたに申し訳がたちません。 どうすれば良医と出会えるか?その考え方を、まとめてみたいと思います。
宿題ということで、今しばらくお待ちください。