在宅ホスピス医である いづみ先生と患者さんとのエピソード

内藤先生は、山梨県の在宅ホスピス医として、ご活躍の医師です。 (2006・10・28)山口県下松市で素敵なタイトルの講演会 が、開催され多くの方が聴きに来られました。 この著書を読んでいますと、三人の方に大きな影響を与えられたことが わかります。 アルフォンス・デーケン先生 神父さんでもあり、死生学を説く哲学者 でもあります。この先生が内藤先生におっしゃいました。 ドイツのある町では、老人ホームとホスピスと保育園が同じ敷地に 造ってあるのです。おじいちゃん、おばあちゃんは小さな子どもの歓声や 転んで泣き叫ぶ声を聴いて、『ああ 泣いてる 泣いてる』と目を細めて いる。自分の消えゆく命を悲観するのではなく、連綿と続く命の エネルギーを予感して、小さな子供から喜びを受け取るのですよ。 子供たちのとっても、この意味はとても大きいです。老いの姿に日常的に 接し、彼らとの交流を重ねることは、またとないデス・エデューケーション になるからです。 現代ホスピスの母と言われるイギリス人 シシリー・ソンダース先生 ・ホスピス(hospice) ラテン語から来ています。 客を迎え入れ,手厚くもてなす場所を意味しています。 聖クリストファー・ホスピス(1969年)が、最初のホスピスと言われており シシリー先生がロンドン郊外に設立しました。 ホスピスで大切なのは、建物ではなく中身です。哲学です。 癌というのは、壮絶な痛みを伴うのだそうです。肉体の痛みは生きる 気力を萎えさせます。心に働きかけることの効果はありません。 痛みを抑えるために経口モルヒネによる鎮痛法を確立したのがシシリー 先生です。患者さんの心の声を聞いたからこそできたことだと思います。 よく、子供がお腹を痛がり、お母さんやお医者さんが、さすってあげると 痛くなくなるということがありますが、癌の痛みはそんな穏やかなものでは ないようです。 次に影響を受けられたのが、キュープラー・ロス先生です。 精神科医です。彼女の本で有名なのは『死ぬ瞬間』ですが、内藤先生が 感銘を受けたのは、脳腫瘍の少年ダギー君への手紙を絵本にした ダギーへの手紙という本だそうです。 ダギーは、9歳の男の子。どうして、小さな子供が死ななければならない の?と、ロス先生に手紙を書きます。 ロス先生のお返事は・・・・ 死ぬということは、ひとつの学校を卒業して おうちに戻ることだよ この世が学校で、宿題があって、自分の気持ちを理解したり、他人に 愛を与えたり、自分や他人に正直であったりという試験に合格したら 学校を卒業することができて、本当の家に戻れる。次に進めるんだよ。

 

あなたを家で看取りたい―安らかで幸せな死を迎えるために

医師をはじめとして心理療法士、看護師、助産師、介護師など医療福祉関係者の著書紹介

 

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