命も医者がコントロールできるものではなく、 自分で考えるものだった

病気とは最後まで闘わなければならない、と思っていたのは、私たち 医師が錯覚を起こしていたんです。昭和30、40、50年代と言うのは、 まさに医療のバブル期だったと思うんです。 あのとき以来、もう治らないガンにむしばまれたら、それは、その人に 与えられた天寿だと思うようになってきました。 権威とか金を稼ぐだけがすべてではないことが、バブル経済を体験して わかってきたように、命も医者がコントロールできるものではなく、 自分で考えるものだったんです。 この書籍には、25名の医師が患者さんからもらった教えを記して います。それを、編集したのが松井宏夫さんという医療ジャーナ リストです。ここに、引用したのは、『医者が癌にかかったとき』の著者 竹中文良外科医です。 先生は、ビアフラ紛争直後のナイジャリアで診療にあたっておられ ました。その時、多くの人が、自分で自分の死を選択し、死んでいく ことを知ります。 働き手である一家の大黒柱が手を失うと、どうなるか?収入はなくなる し、家族に日常の生活の負担を強いるようになる。だったら壊死した 腕を切断する手術をするよりは、死を取るという選択です。少し例が 極端ですが、当時はそうすることが当たり前で、現地の医療者は 静かにその経緯を看ていました。患者さんが選ぶことを止める権利は ないと言うことなのでしょう。 治療をすれば生きれるなら、そちらを選択するのが当然です。 ですが、元の生活を取り戻すことができなくなり、家族に迷惑をかけ 自分も活き活きと生きることができないとしたら、さて、そうするでしょう。 家族ならば、ただ そこに生きていてくれればいいと思うでしょう。 しかし、当の本人が生きていても苦しいだけなら・・・・その苦しみから 解放されるのが人生の幕引きでしかないのなら・・・それでも家族は 迷います。

 

名医名患―名医が語る「患者は皆わが師なり」

医師をはじめとして心理療法士、看護師、助産師、介護師など医療福祉関係者の著書紹介

 

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医療者との関係に疲れた患者さんやご家族、心が疲弊してしまった医療者の皆様にも 読んでいただける心に残る書籍をピックアップしていきます。
但し、読み手は速読が苦手。亀のごときスローテンポですので、ごめんなさい( ´Д⊂ヽごめん なぁぁ

たとえば、医師と入れてみてください。

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